院長挨拶

院長挨拶

院長挨拶

プロフィール

1980年信州大学医学部卒業。同大脳神経外科にて、脳神経外科の権威である杉田虔一郎教授、小林茂昭教授に師事する。1989年より2年間、米国・メイヨークリニック脳神経外科へ留学、クリニカル・フェローとして世界的にも有名なサント教授のもとで研修。帰国後、2001年に獨協医科大学脳神経外科講師、2003年より森山記念病院脳神経外科部長を経て院長に就任。

地域医療への貢献を目指し、世界水準の医療を地域へ

西葛西の地で1982年6月に、森山理事長が開業されてから、休むことなく救急医療を続け2016年6月1日に、ここ北葛西の地へ新築移転し、およそ40年の歴史になりました。人間で例えますと、働き盛りということでしょうか。293床に増床し、救急医療、脳卒中、消化器、循環器、人工透析、人工関節、脊椎外科センター等、医療スタッフも更に充実し、当医会は発展を続けております。2018年5月には東京都の災害拠点病院にも指定され、2019年は6700台の救急車を受け入れるまでに成長致しました。 

日本は世界でもトップクラスの長寿国となりました。平均寿命では男性は81歳を超え、女性は88歳に近づき、戦後1947年に平均寿命がやっと50歳を超えた事を思えば隔世の感があります。然しながら何らかの介護を要しない、いわゆる健康寿命は、そこから10歳程引いた年齢が現状となっております。少子高齢化と言う、”不都合な真実”が日本の将来に暗い影を落としている状況の中、介護を要する人口は増大する一方です。国勢調査で人口減少が始まった事実が明らかになっていますが、東京都は、ブラックホールの如く他県からの人口流入もあり、現在も人口が増えています。そして団塊の世代も、高齢化世代に突入しており、都の救急要請は、毎年約1万台ずつ増え、その中で東京地区の病床のニーズは、増えている状況です。 

当医会は、そのニーズに応え、都内トップクラスのリハビリテーションチームを揃えて、後方に森山ケアセンターなど控えて、シームレスに地域完結型支援が可能な体制を取っております。  
2020年9月には新棟竣工となりました。CT,MRI,血管撮影がそれぞれ一台ずつであったのに加えて、320列CT、3TのMRIを増設、血管撮影装置は計3台となり、更に強力な診断、治療支援体制が構築されました。余力を持って救急対応、診断、治療に当たれるようになる状況です。 
 


2020年に入り、前年に中国で発生した新型コロナウイルス感染症〜COVID 19の感染が、全世界に拡散し、人々の生活形態、社会のあり方も根底から変化してしまいました。 

そのウイルスが自然界と共生していたレッドゾーンに、自然開発という名のもとに人間が足を踏み入れてしまい、自然界とのゾーニングが保てなくなってしまった結果という感が否めません。
新型コロナウイルスに対するワクチンの開発が急ピッチで進められ、2021年に入りワクチン接種が、世界で行われるようになり、ある程度の効果が見られるようになってきました。
しかしながら変異型ウイルスが世界各地で発生し、モグラ叩きのような情勢となってきており、未だ終息に向かってのトンネルの出口が見えない状況と思われます。

この感染症に対する対策の必要性は、少なくとも2022年にも及ぶのは間違いないと思われる状況と思います。日本において東京は感染の中心地域となっている状況であり、当院も救急を引き受け入れる以上、感染の危険性と常に対峙し対処しなければいけません。
外来、入院患者さんが安心して診察・治療を受けられるように、PCR検査、抗原検査等適宜迅速に検査出来る体制も整え、万全の体制で医療に臨めるようにしております。

 
“全ては患者さんのために” 地域医療への貢献を目指し、世界水準の医療を地域へ、のスローガンの元に職員一同日々精進して参ります。今後共宜しくお願い申し上げます。

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