歯科口腔外科

ごあいさつ

2名の常勤医師と1名の非常勤医師、7名の常勤スタッフの総勢10名体制で歯科・口腔外科疾患に対応しています。
口腔のあらゆる働きを健全に維持する、あるいは介護する事を目標としています。
口腔内外の疾患の治療と予防、健康の保持増進、リハビリテーションにより全身の健康とQOL向上を目指しています。
口腔の健康を保つことは全身の健康を保つ事と密接に関連しており、歯科口腔外科領域の治療の重要性についての認識やニーズは高まってきています。

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診療科の特徴

口腔の健康と全身の健康について

口腔は、食べ物を咀嚼して味を堪能し、飲み込み、消化するという健康な人間にとってごく当たり前で、栄養を取り込むという重要な行為に最初に関わる器官です。食べ物を咬み砕き(咀嚼)・飲み込む(嚥下)には、歯や歯周組織、それに付随する顎や顔面の骨・筋肉がそれぞれ連携し絶妙なバランスを保ちそして機能するという重要な働きを担っています。
近年の医学の進歩により、平均寿命は飛躍的に伸びてきました。ご自身の歯で食事等を摂取する事が理想ですが、歯を失う主な原因は歯周病とむし歯です。口腔内には 700 種類以上の微生物が存在しプラークの細菌凝集程度は湿重量 1mg あたり約108~9個程度とされています。歯周病もむし歯も主として細菌感染に起因しており、最近の報告では歯科疾患と全身疾患の関連性についても以下のように指摘されています。

1.呼吸器疾患 誤嚥性肺炎 人工呼吸器関連肺炎
2.脳血管疾患 脳梗塞
3.心臓疾患 心筋梗塞 感染性心内膜炎
4.妊娠トラブル 早産 低体重児出産
5.糖尿病
6.骨粗鬆症
7.関節リウマチ
8.メタボリックシンドローム

当科では、高度な歯科口腔外科診療を行い、地域歯科医院・医療機関との連携を強化し地域医療へ貢献します。

外来環境の整備

患者さんの全身状態をきめ細かく理解・配慮し、必要事は院内外の他の診療科と協力の上で診療を行います。とくに疾病をお持ちの有病者の方々、体の不自由な方々の歯科医療の向上を目標に診療を行っています。
•車椅子でも円滑に診療台に移動可能な環境。
•車椅子のままで撮影できるパノラマエックス線撮影装置を用意。
•ベッド上診療しかできなかった患者さんをストレッチャーで移送、ストレッチャー上での歯科診療が可能です。

低侵襲治療への取り組み

•可搬型手術用顕微鏡を導入し低侵襲での治療に対応します。
•最新の照明設備・空調設備・生体モニターを整え外来手術室を充実させました。

個人情報保護

•診療室は全室個室化可能で、プライバシーの保護に努めています。
•電子カルテシステムの導入により、十分な個人情報の保護と診療の円滑化をはかりました。

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主な疾患

1.顎顔面・口腔疾患
・埋伏歯:水平埋伏智歯、過剰埋伏歯など
・顎・口腔腫瘍:良性腫瘍、歯原性腫瘍など
・嚢胞:顎骨嚢胞、軟組織嚢胞など
・口腔粘膜疾患:アフタ性口内炎、扁平苔癬、ドライマウス、味覚障害、舌痛症など
・唾液腺疾患:唾液腺炎、唾石症、粘液嚢胞、腫瘍など
・顎関節疾患:顎関節症、顎関節炎、顎関節脱臼など
・外傷:歯牙破折、歯牙脱臼、歯槽骨骨折、顎骨骨折、口腔内外の軟組織裂傷など
・炎症:智歯周囲炎、顎骨炎、顎骨骨髄炎、歯性上顎洞炎、薬剤関連性顎骨壊死、膿瘍、蜂窩織炎など
・舌小帯強直症
・睡眠時無呼吸症候群

2.周術期等口腔機能管理
他科で手術を受ける予定、化学療法・放射線治療を予定または治療中の患者さん

3.一般歯科治療

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主な治療法

顎顔面・口腔疾患

・外来での局所麻酔で対応困難な症例など全身麻酔での手術にも対応しています。短期入院、低侵襲での治療を目指しています。
・脳神経疾患・循環器疾患をお持ちの患者さんなど抗血栓薬(血液をサラサラにするお薬)を内服中の患者さんに対する抜歯などの外科処置も、処方医と連携のうえ休薬なしで対応する事に努めています。
・重症感染症の患者さんなど、入院下に消炎処置を行います。
・睡眠時無呼吸症候群と診断された方の口腔内装置の作成を行っています(診断医の依頼状が必要です)。

周術期等口腔機能管理

【主な目的】術後の誤嚥性肺炎や創部感染の予防
・歯科疾患を有する患者さんや口腔衛生状態不良の患者さんにおける口腔内細菌による合併症(手術部位感染、病巣感染)、手術の外科的侵襲や薬剤投与等による免疫力低下により生じる病巣感染、人工呼吸管理時の気管内挿管による誤嚥性肺炎等の術後合併症の予防に努めます。
・脳卒中により生じた摂食機能障害による誤嚥性肺炎や術後の栄養障害に関連する感染症等の予防等に努めます。

【対象手術の例】
・頭頸部領域、呼吸器領域、消化器領域等の悪性腫瘍の手術症例
・心臓血管外科手術症例
・人工股関節置換術等の整形外科手術症例
・臓器移植手術症例 ・造血幹細胞移植症例
・脳卒中に対する手術症例

【その他】
・悪性腫瘍の放射線
・化学療法予定または治療途中の患者さん 
・緩和ケアの患者さん などの口腔内管理(診断医の依頼状が必要です)

一般歯科治療

・一般の歯科医院では治療が困難な基礎疾患(心疾患、脳血管障害、糖尿病、腎疾患、出血傾向、等)を有する患者さん ・当院入院中の患者さん 歯科治療や誤嚥性肺炎の予防など口腔ケアを行います。

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診療実績

歯科口腔外科手術実績(年間)2018年件数2019年件数
歯根嚢胞摘出術 64 23
下顎骨折観血的整復固定術 2 1
下顎骨折非観血的整復術 3 1
下顎骨部分切除術 1 0
埋伏智歯抜歯術 279 228
顎骨良性腫瘍摘出術 43 20
顎骨内異物除去術 3 2
顎骨嚢胞開窓術 2 1
口蓋腫瘍摘出術 2 1
口腔外消炎手術 1 2
口腔内消炎手術 15 10
口腔内軟組織異物除去術 1 1
口唇腫瘍摘出術 13 12
歯の移植術 1 1
歯の再植術 2 0
歯科インプラント摘出術 1 2
歯根端切除術 24 12
歯肉、歯槽部腫瘍術 36 0
術後性上顎嚢胞摘出術 1 0
小児創傷処理 4 0
創傷処理 34 20
上顎洞開窓術 20 6
上顎骨折非観血的整復術 1 0
上顎洞口腔瘻閉鎖術 2 1
上顎洞根治手術 1 1
舌悪性腫瘍手術 1 1
舌腫瘍摘出術 7 15
舌小帯形成術 1 3
唾石摘出術 9 2
腐骨除去術 5 6
下顎骨隆起形成術 0 2
頸堤形成術 0 1
萌出困難な歯牙に対する開窓術 4 0
埋伏歯開窓術 2 0
頬粘膜腫瘍摘出術 0 5
外歯瘻手術 0 1
合計 585 382

医師紹介

  • 園田 格
    園田 格
    役職 歯科口腔外科 部長
    学歴 鹿児島大学歯学部 卒

    東京医科歯科大学博士過程終了
    経歴 東京医科歯科大学歯学部附属病院

    千葉西総合病院

    武蔵野赤十字病院

    森山記念病院
    資格 歯学博士/日本口腔外科学会専門医/日本がん治療認定医機構がん治療認定医(歯科口腔外科)/歯科医師の臨床研修に係る指導歯科医講習会修了/がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会修了
    PR 専門領域 口腔外科一般

    患者さんやご家族にわかりやすい説明と丁寧な診察・治療を心がけています。
  • 大上 えりか
    大上 えりか
    役職 歯科口腔外科 医員
    学歴 岡山大学歯学部 卒

    東京医科歯科大学大学院修了
    経歴 岡山大学病院

    東京医科歯科大学歯学部附属病院 口腔外科

    東京都保険医療公社大久保病院

    森山記念病院
    資格 歯学博士/日本口腔外科学会認定医
    PR 難抜歯、埋伏歯抜歯、良性腫瘍、嚢胞、外傷、炎症、その他の口腔外科疾患を専門としています。

    それぞれの患者様にとってベストな治療法を選択できるように、きめ細やかな説明を心がけています。
  • 下野 宏晃
    下野 宏晃
    役職 歯科口腔外科 非常勤
    学歴 東京医科歯科大学歯学部
    経歴 東京医科歯科大学歯学部附属病院 口腔外科

    みなと赤十字病院
    資格 日本口腔外科学会認定医

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患者さんのご紹介について

ご紹介の際は歯科口腔外科 又は各曜日の担当医宛でご紹介ください。
また、緊急の場合や、早急に入院が必要の場合は、救急外来まで直接ご連絡いただければ、すぐに対応いたします。

お問い合わせ

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歯科口腔外科

【受付時間】7:45~11:00、13:45~16:30
【診療開始時間】8:30~、14:30~

午前
園田 園田 大上
9:00
園田
手術
(緊急診療のみ)
園田 園田
大上
9:00
下野
9:00
大上
手術
(緊急診療のみ)
大上
9:00
大上
9:00
午後
大上
14:00
園田
15:00

大上
14:00
園田
手術
(緊急診療のみ)
園田
15:00


下野
14:00
大上
手術
(緊急診療のみ)
大上
14:00
外来担当医表 医師紹介