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2022年4月、森山記念病院に内分泌代謝内科部長として着任いたしました。
私は糖尿病、内分泌疾患を専門にしています。これまで30年以上にわたり、
大学病院で内分泌代謝領域の臨床、研究を行ってきた経験を役に立てたいと思っております。
【糖尿病について】
なるべく負担が少ない治療、服薬回数が少なくてすむ治療、低血糖発作を起こしにくい治療を心がけています。
合併症の予後を改善する薬、低血糖を起こさずにコントロールを改善する薬などよい薬が出てきていますので、
うまく組み合わせて治療を組み立てる事ができるようになっていますのでご相談しながら適切な治療を一緒に考えましょう。
【内分泌疾患について】
甲状腺疾患、間脳下垂体疾患、副腎疾患、骨・カルシウム代謝異常、性腺疾患など広範囲の疾患に対応いたします。
間脳下垂体疾患については、間脳・下垂体センターの山田正三先生や脳神経外科の先生方と一緒に診療を行ってい
ます。水曜日に甲状腺エコーを行っています。
内分泌代謝内科部長
高野 幸路
糖尿病は患者さんの病態に合わせた治療が必要な複雑な慢性疾患であり、合併症(網膜症、神経障害、腎臓病、心筋梗塞、脳卒中など)を引き起こす可能性があります。治療の指標として、症状の進行やこれらの合併症の発症を防ぐことが重要で、そのためには患者さんが日々の血糖を適切にコントロールすることが求められています。
糖尿病の治療では、食事と運動、さらに必要に応じて飲み薬やインスリンなどの薬による治療を行い、血糖値を目標値に近づけることが目標となるため、自分自身の血糖値を知ることは重要となります。
糖尿病患者さんの血糖管理をサポートする医療機器です。センサーを腹部などに貼り付け、皮下の間質液中のグルコース濃度を連続的に測定します。当院ではテルモ社のDexcomG6を使用しています。
多くの糖尿病患者が利用しているSMBG(血糖自己測定)では、自身で指先などに穿刺針で刺して、ごく少量の血液を出して血糖値を測定しますが、SMBGで分かるのは1日数回の測定時の血糖値のみで、また測定のたびに指先などを穿刺しなければならないので、測定回数が増えると患者の負担は大きくなります。
これに対して、CGM(持続血糖測定器)は、皮下に刺した細いセンサーにより皮下の間質液のグルコースを連続して測定し、血糖値を推定する医療機器です。
間質のグルコース値は、血糖値と高い相関関係にあるので、CGMにより、1日24時間連続して血糖の変動を測定でき、血糖の日内変動の傾向が把握でき、糖尿病の治療に大変役に立ちます。
SMBGではみつけにくい夜間や早朝の低血糖や、食後の高血糖、さらには血糖の上下の変動などもモニターできます。
ご不明な点については、お気軽にお尋ねください。
役職 | 内分泌代謝内科 部長 |
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学歴 | 東京大学 医学系研究科・医学部 卒 |
経歴 | 東京大学医学部附属病院 北里大学病院内分泌代謝内科 診療教授 |
資格 | 日本内科学会認定総合専門医・指導医/日本内分泌学会専門医・指導医 |
PR | 外来と、病棟の各科の患者さんの血糖管理、また甲状腺エコーに携わります。どうぞよろしくお願い申し上げます。 |
ご紹介の際は内分泌代謝内科又は各曜日の担当医宛でご紹介ください。
また、緊急の場合や、早急に入院が必要の場合は、救急外来まで直接ご連絡いただければ、すぐに対応いたします。
お問い合わせ
【受付時間】7:45~11:00、13:45~16:30
【診療開始時間】8:30~、14:00~
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午前 | ||||||
2診 | 佐藤(信) (糖尿・内分泌内科) ※偶数月の第2週休診 9:00 |
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5診 | 髙野 (内分泌・糖尿代謝内科) 9:00 |
宮下 (総合診療科) (糖尿・内分泌内科) |
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9診 | 髙野 (内分泌・糖尿代謝内科) 9:00 |
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午後 | ||||||
4診 | 髙野 (内分泌・糖尿代謝内科) |
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5診 | 宮下 (糖尿・内分泌内科) 14:00 15:30受付終了 |
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8診 | 髙野 (内分泌・糖尿代謝内科) |