成人の２人に１人は痔の症状があるといわれるほど、痔で悩んでいる人は多いです。 肛門の病気は恥ずかしいという思いから我慢しがちですが、肛門の病気は良性疾患が多く、適切に治療すれば治ります。
当科は、肛門専門病院、クリニック（東葛辻仲病院、辻仲病院柏の葉、アルト新橋胃腸肛門クリニックなど）でたくさんの方を診療してきた専門医が診察、治療をしています。適切な治療を提供できますので症状をがまんせず、受診してください。診察は、羞恥心や痛みに十分配慮しておりますのでご安心ください。
また胃、大腸疾患診療にも力をいれています。特に内視鏡検査は積極的行っております。症状のある方や検診にて便潜血陽性、胃透視検査で異常のあった方もぜひ受診してください。

大腸肛門外科部長

中島 康雄

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肛門科疾患について

肛門診察の肛門鏡は、径が細く、痛みの少ないデジタル肛門鏡を使っています。
デジタル肛門鏡は、モニター画面を見てもらいながら診察をすすめることができます。
痔瘻、肛門周囲膿瘍は正確な診断が極めて大事ですので、指診に加え、肛門超音波検査を行います。深い痔瘻にはＭＲＩ検査も行います。 超音波検査は空間分解能が高く痔瘻を正確に描出することができます。プローブを挿入しますが、はげしい苦痛はありませんので安心して検査を受けてください。
肛門機能検査として内圧測定も積極的に行っています。

胃、大腸疾患について

大腸がん、胃がんなどの悪性疾患。潰瘍性大腸炎、クローン病などの炎症性腸疾患、虚血性腸炎、憩室出血などの良性疾患。過敏性腸症候群などの機能的な異常症、胃潰瘍、十二指腸潰瘍など診療しています。

内視鏡検査について

大腸内視鏡検査は無送気軸保持短縮法による無痛挿入法にて多数の経験をした専門医が検査を行っています。また、胃内視鏡検査においても鎮静剤を使用し苦痛のない検査を心掛けています。

その他

日本大腸肛門病学会、日本消化器内視鏡学会、日本消化器病学会、日本消化管学会の指導施設に認定されています。また、日本臨床肛門病学会の技術指導認定施設も取得しています。

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肛門の病気は、内痔核、裂肛、痔瘻が主なものです。肛門科を受診される方の８５％はこの３つの疾患です。その他、直腸脱や膿皮症、毛巣洞、肛門括約筋不全、肛門腫瘍、疣贅、肛門ヘルペスなど不快感や痛みを伴い、生活にも支障をきたす疾患があります。消化管疾患（胃、大腸疾患）についても、多くの方を診察、治療してきました。
大腸がんだけでなく、潰瘍性大腸炎、クローン病などの炎症性腸疾患、虚血性腸炎、憩室出血などの良性疾患も多くなってきました。また、ストレスの多い社会背景を反映し、過敏性腸症候群などの機能的な異常症、胃潰瘍、十二指腸潰瘍も多いです。

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肛門疾患

内痔核、裂肛、痔瘻など肛門疾患の手術治療を積極的に行っています。その他、毛巣洞、膿皮症、尖圭コンジローマなど骨盤周辺の疾患に対する治療も行っています。

内視鏡治療

内視鏡による腫瘍切除を積極的に行っています。

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