当院栄養科は、診療補助部門として位置づけられ、治療の基盤となる栄養を「食事」という面からサポートしています。また個人の各疾病や体格などにあわせ、最適な栄養を補えるように栄養管理計画をたてています。
栄養科では、入院患者さんの状態により、病態に合わせた成分栄養での食事提供を行っています。嚥下訓練食として、開始期から移行期まで5段階設定しています。嚥下が困難な方には、形態をキザミや一口大に変えて、トロミをつけた食事を提供しています。食欲のない方や十分に食事を摂取できない方には、食事量を半分とし、栄養補助食品などを利用して不足する栄養を補う食事もご用意しています。薬と相性の悪い食品や食物アレルギーのある方は、アレルゲン除去食の提供で対応しています。麻痺や骨折などにより食事の不自由をきたす場合には、自助用食器や自助用スプーンなどを貸し出し、食べやすさにも配慮した提供を行っています。
病院の食事時間は、朝食8:00、昼食12:00、夕食18:00です。厨房で調理した食事は温冷配膳車で各病棟へ配膳され、温かいものは温かく、冷たいものは冷たく、患者さんにとって一番美味しくいただける状態でお届けしています。月に1~2回の季節にあったイベントメニューを実施し、病院給食を楽しく、より美味しく召し上がれるよう努めています。
患者さんごとに栄養管理計画をたて、最適な食事内容や栄養摂取ができるようサポートしています。食事時間には病棟へ赴き、看護師やリハビリスタッフとともに患者さんの状態を確認しています。患者さんの食事に対するご意見などに耳を傾け、できる限り要望にお答えできるよう努めています。また、診療補助部門の立場から褥そう回診などへの参加も積極的に行っています。
生活習慣病をはじめとする疾患に合わせた指導をわかりやすく説明することを心がけ、入院中や外来通院での栄養相談を行い、高血圧症や肥満、脂質異常症などの合併症予防のきっかけとなるよう努めています。腎・透析センターでの栄養回診も毎月行っています。
糖尿病や慢性腎臓病などの生活習慣病以外にも、胃潰瘍や消化管の、手術後の食事の摂り方や嚥下障害のある患者さんへの在宅に戻ってからの食事のつくり方等もあわせて支援しています。