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血管外科 専門外来

血管外科

血管外科では頚部、胸部、腹部、上肢、下肢の動脈・静脈・リンパ管に関係するあらゆる疾患を扱います。具体的には、胸部下行大動脈瘤、胸腹部大動脈瘤、腹部大動脈瘤、その他の動脈瘤(内臓動脈瘤、四肢動脈瘤など)、閉塞性動脈硬化症(ASO)、バージャー病(TAO)、大動脈炎症候群、頚動脈狭窄、レイノー病、外傷性動脈閉塞、急性動脈閉塞、透析患者における内シャント不全、下肢静脈瘤、深部静脈血栓症、血管腫、動静脈奇形、リンパ浮腫などです。腹部大動脈瘤に対しては従来の開腹術に加えステントグラフト治療を含めた最適な治療を心がけています。下肢静脈瘤に対しては血管内焼灼術を導入し患者さまの負担を軽減しております。動脈硬化をはじめとする血管病変は全身病の一部分症状であることが多く院内の各科とともに総合的な治療をめざしています。また東京大学血管外科など他施設とも連携し患者さまにとってより良い治療が提供できるよう努力しています。

血管外科が主に扱う疾患

  • 動脈閉塞
    • 慢性:閉塞性動脈硬化症、バージャー病
    • 急性:血栓塞栓症
  • 動脈瘤
    • 腹部大動脈、腸骨動脈
    • その他の動脈
  • 下肢静脈瘤
  • 深部静脈血栓症
  • リンパ浮腫

下肢慢性虚血症状の分類

  • 下肢の血管がつまって血流が悪くなるとさまざまな症状が出てきますが、整形外科的なしびれや痛みとは区別する必要があります。

重症虚血肢の例

  • こうなる前に相談してください

腹部大動脈瘤とは

    • 非破裂性腹部大動脈瘤は原則として無症状
    • CTやエコーの検査でたまたま見つかることが多い
    • 径が5cmを超えると破裂の危険があるので手術をしたほうがよい
    • 破裂した場合致死率が高い
    • 手術は開腹し人工血管置換、あるいはステントグラフトによる血管内治療

下肢静脈瘤とは

  • 下肢静脈瘤とは血液の逆流を防ぐ静脈の弁が正しく閉じなくなり、血液の逆流が起こって、足の静脈が瘤状にふくらみ変形する疾患。足の血液循環が悪くなってうっ滞を起こすので、足のむくみや痛み、色素沈着や皮膚の潰瘍などの症状が出てくる。

下肢静脈瘤の治療法

治療法には

  • 圧迫療法
  • 硬化療法
  • 瘤切除術
  • ストリッピン グ手術
  • レーザー手術(EVLT)

大きく分けて5方法あります。

圧迫療法

    • 概要:
    • 弾性ストッキングや弾力包帯で足を圧迫して静脈のうっ血や逆流を防ぐ。
    • 長所:
    • 低価格
      重大な副作用がない
    • 短所:
    • 保険適応でない
      履いている間しか効果がない
      着脱が困難

硬化療法

    • 概要:
    • 静脈内に硬化剤を注射し、逆流を起こしている血管を閉塞させ静脈瘤を消失させる。
    • 長所:
    • 外来で簡便に実施可能
    • 短所:
    • 色素沈着やしこりが残ることがある
      再発率が高い

瘤切除術

    • 概要:
    • 側枝型静脈瘤に対し、局所麻酔下で静脈を結紮・抜去する。
    • 長所:
    • 場合により日帰り手術が可能
      ストリッピングやレーザーとの組み合わせで行うと良い
    • 短所:
    • 複数の創ができる
      症状の緩和は困難
      再発率が高い

ストリッピン グ手術

    • 概要:
    • 鼠径部と膝下で皮膚を切開し、専用のワイヤを用いて、伏在静脈本幹を抜き取る。
    • 長所:
    • 根治性に優れ、再発率が低い
    • 短所:
    • 入院が必要なことが多い
      最も侵襲的
      皮下出血、神経障害など後遺症を伴うことがある

レーザー手術(EVLT)

    • 概要:
    • レーザーによる熱で伏在静脈本幹を凝固・閉鎖する。
    • 長所:
    • 低侵襲で創が少なく、場合により日帰り治療が可能
    • 短所:
    • 長期成績が不明
      再開通する事がある
      深部静脈血栓のリスクがある

医師紹介

益原 大志(非常勤)

    • 学歴:
    • 平成5年 東邦大学医学部 卒
    • 資格:
    • 日本外科学会指導医
      日本救命救急専門医
      心臓血管外科専門医
      日本胸部外科学会認定医、正会員
      日本循環器学会循環器専門医