院長、副院長を含む4名のスタッフで、消化器疾患を中心として外科一般を広く扱っています。急性期疾患としては消化管出血や穿孔(胃十二指腸出血・穿孔、小腸大腸出血・穿孔など)、腹膜炎を伴う虫垂炎、腸閉塞などに、迅速に対応しています。最近では消化管穿孔でも、即手術ではなく保存的治療(抗生剤などによる)も行っています。胆石症・総胆管結石症などに対しては内視鏡的治療(内視鏡的乳頭切開術EST)や低侵襲といわれる腹腔鏡手術を取り入れており、傷の小さな治療を行っています。急性虫垂炎に対しても、保存的治療のみならず、傷の小さい腹腔鏡による手術(腹腔鏡下虫垂切除術)を行っていますので、遠慮なくご相談ください。悪性疾患の患者さんに対しては、診断から外科治療・化学療法・緩和ケア・終末期治療までをひとつの流れとしてトータルに対応しています。早期悪性疾患に対しては内視鏡的治療(内視鏡的粘膜下層剥離術ESD)も積極的に行い、手術については低侵襲である腹腔鏡手術も行っています。一方で進行癌に対しては根治度を追及すべく高い水準の開腹手術と抗癌剤治療により、より多くの方々が少しでも長く幸せな生活が送れるよう努力しています。さらに悪性疾患術後の患者さんに対する外来での化学療法、疼痛コントロールなども専門のスタッフが対応しています。2008年からは、小腸カプセルカメラを導入し、胃カメラや大腸カメラでは診断不可能であった小腸の診断を積極的に進めています。
良性疾患:大腸憩室炎・胃十二指腸潰瘍・腸閉塞・腹膜炎・総胆管結石症・胆石症・虫垂炎・鼠径ヘルニア・肛門疾患・気胸など
悪性疾患:食道癌・胃癌・小腸・大腸癌・肝臓癌・胆膵の癌・乳癌など
当院では胆石症・胆嚢炎に対し、以前より腹腔鏡下胆嚢摘出術を行っていましたが、他の疾患に対しては開腹手術を選択していました。
しかしここ数年、手術は開腹から腹腔鏡の時代へと変わってきました。当院でも少しずつ症例を積み重ね、1.急性虫垂炎に対する腹腔鏡下虫垂切除術、2.大腸良性疾患に対する腹腔鏡下大腸切除術、3.大腸癌に対する腹腔鏡下大腸切除術、4.胃癌に対する腹腔鏡下胃切除術と、対象疾患を広げています。
これらの手術は、「傷の小さい低侵襲な手術」と位置づけられており、術後の回復が早いこと、術後腸閉塞の少ないこと、感染の少ないこと、美容的に優れていることなどが、現在のところ学会などで評価されており、対象疾患は広がる傾向にあります。しかしながら癌手術についての長期的な成績についてはいまだ結論は出ておらず、癌治療としての標準治療ではなく、外科の治療法の一つとして位置づけられています。詳しいことは、外来担当医までご相談ください。
抗癌剤治療は、「入院で点滴につながれて」、というイメージが強いのではないでしょうか?しかし当院も含め最近では、抗癌剤治療は内服や外来で対応するものも少なくありません。また新薬も多く、効果も出てきているものがたくさんあります。
今後、ホームページで紹介する予定ですが、詳しくは外来担当医までご相談ください。
当院では平成20年1月28日より上記検査を始めました。この検査は平成19年10月から保険適応となっていますが、適応対象が限られています。外科・消化器外科の外来にて承りますので、詳しくは外来スタッフにお尋ねください。
当院では平成20年2月より小腸カプセルカメラによる小腸検査を開始しました。平成19年10月1日から正式に保険適応となり、原因不明の消化管出血の患者さんが対象となります。保険診療の場合は約3万円、自由診療では約10万円となります。検査は極めて簡単で、25×11mmのカプセルを飲み込み8時間、体にセンサーをつけて過ごしてもらいます。(当院では朝9時にセンサーを装着し、午後5時にはずします)この間は多少の制限はありますが、ほぼ普段どおりに過ごせます。食事もカプセル内服から4時間経過すれば召し上がれます。その後、センサーのデータをダウンロードし、この画像を医師が読影します。