TOP

大腸肛門外科 診療科案内

大腸・肛門外科 肛門診療について

肛門の病気は、内痔核(いぼ痔)、裂肛(切れ痔)痔瘻(あな痔)が主なものですが、 非常に多くの方が罹患されているのが現状です。また、直腸脱や膿皮症、毛巣洞、肛門括約筋不全など不快感や痛みを伴い、生活にも支障をきたすことがあります。 多くの方が肛門の病気は恥ずかしいという思いからか、がまんしてしまいがちです。 しかし、肛門の病気は良性疾患のことが多く、適切に治療すれば治ります。わたくしは 東葛辻仲病院、辻仲病院柏の葉、アルト新橋胃腸肛門クリニック院長時代にたくさんの方を診察、治療してきました。適切な治療を提供できると思いますので症状をがまんせず、当科を受診してほしいと思います。 肛門科診療は羞恥心や痛みに十分配慮し行いますので安心してください。 肛門鏡はデジタル肛門鏡を使用します。デジタル肛門鏡は従来の肛門鏡に比べ、径が細いので、診察時の痛みが少ないのが特徴です。また、モニター画面に映し出される画像を見てもらいながら診察をすすめることができます。 痔瘻、肛門周囲膿瘍のときは、指診に加え、肛門超音波検査を行います。痔瘻は正確な診断が極めて大事です。プローブを挿入しますがはげしい苦痛はありませんので安心して、検査を受けてください。 大腸疾患についても、多くの方を診察、治療してきました。特に、大腸内視鏡検査は無送気軸保持短縮法による無痛挿入法にて1万件以上の経験があります、症状がある方 だけでなく、便潜血陽性で2次検査が必要な方もぜひ受診してください。

大腸肛門外科 外来診察予定表

  • 月曜日、水曜日、金曜日は8時30分からの診療になります。
    火曜日の診療は17時(午後5時)から19時(午後7時)までの夜間の診療になります。
    土曜日は第2・第4の土曜日8時30分から診療になります。

主要肛門疾患について

内痔核について

  • (図1)
  • 内痔核は出血をする程度のものから、脱肛し戻らないものまでさまざまです(図1)。
  • (図2)(図3)
  • 治療法として、切らずに注射で治すALTA(ジオン)注射療法(図2)や結紮切除術(図3)があります。
  • (図4)
  • ALTA(ジオン)注射療法は無痛治療として脚光を浴びております。しかし、大きな内痔核は再発をすることもあるので、必要に応じ結紮切除術をする必要があります。 当科は入院できる利点を生かし、それぞれの内痔核にあわせ、保存治療から手術治療までのマネジメントを行いたいと思います(図4)。

裂肛について

  • (図5)
  • 裂肛は保存治療が重要です。生活指導、内服治療、外用薬治療を行い管理します。 裂肛の手術治療には、慢性裂肛の状態や狭窄の程度(図5)によって、
  • (図6)
  • 裂肛切除術、LSIS(側方内肛門括約筋切開術)(図6)
  • (図7)
  • SSG(肛門形成術)(図7)などたくさんの術式があります。裂肛の状態にあわせて治療法を選択します。

痔瘻について

  • (図8)
  • 人間の正常肛門には肛門陰窩というポケットが8~12個程度存在します。 その肛門陰窩に細菌が入り込み肛門陰窩から皮膚、あるいは肛門陰窩から直腸にトンネルができた状態を痔瘻といいます(図8)。
  • (図9)
  • 痔瘻を治療するためには手術が必要です。 従来、痔瘻の診断は指診によって行っていたのですが、指診だけでは正確に診断できないことがあります。しかし、痔瘻の手術をするためには、正確な診断が不可欠です。 当院では、痔瘻を診断する際に指診だけでなく、肛門超音波検査とMRI検査を行います。肛門超音波検査は空間分解能が高く、また、当科では3つのプローブを用いることにより痔瘻の正確な位置を描出できます。MRI検査は骨盤全体を描出できるので、痔瘻の広がりを正確に診断できます。両方の検査を行うことで痔瘻の位置と広がりを診断することが正確な手術につながると考えています。 治療法には、切開法、括約筋温存術、シートン法(図9)があります。
  • (図10)(図11)
  • 当院では痔瘻の瘻管にテープを通すシートン法を主に行っております。症例により、切開法(図10)、括約筋温存術(図11)を行います。

その他の肛門の病気について

その他の肛門の病気として、血栓性外痔核、肛門周囲炎、直腸脱、直腸瘤、膿皮症、毛巣洞、尖圭コンジローマ、単純ヘルペス、直腸肛門痛などがあり、病態に合わせた治療を行います。

大腸疾患診療の特徴

  • (図12)
  • 大腸疾患には、大腸癌、潰瘍性大腸炎、クローン病、大腸憩室症、虚血性腸炎、感染性腸炎、過敏性腸症候群、便秘、大腸ポリープなどたくさんの疾患があります。 診断するためには、大腸内視鏡検査、注腸透視検査、CT検査、カプセル内視鏡検査などがあります。なかでも、大腸内視鏡検査は診断に加え治療も行うことができるので非常に重要な検査です。ただし、挿入がうまくいかないと疼痛を伴います。当科では、無送気軸保持短縮法(図12)という、無痛大腸内視鏡挿入法を行っております。従来のループ法に比べ痛みなく挿入できるのが特徴です。 上記の疾患に対する検査だけでなく、健診で便潜血陽性になった方の2次検査についても当科でぜひ大腸内視鏡検査を受けてください。

医師紹介

中島康雄

    • 役職:
    • 大腸肛門外科部長
    • 経歴:
    • 京都で一般外科、大腸肛門科医として活躍。2003年9月より東葛辻仲病院に勤務。東葛辻仲病院副院長、アルト新橋胃腸肛門クリニック院長を歴任。2016年6月より森山記念病院 大腸・肛門外科部長に就任。肛門疾患診療を多数経験し、大腸内視鏡検査経験も豊富である。また、痔瘻の超音波診断を数多く手掛けている。
    • 資格:
    • 日本大腸肛門病学会専門医、指導医(Ⅱb:肛門科領域専門)
      日本消化器内視鏡学会専門医、指導医
      日本外科学会専門医
      日本消化器病学会専門医
      日本消化器外科学会認定医
      日本消化管学会認定胃腸科専門医、指導医